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平屋建て古民家で16匹の猫とのんびり暮らしいます。乳がん治療の事・家族や仕事の事も だらだらと綴っています。


by matsuko-san
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プロ意識

いつも行ってたクリ-ニング店の店員は
ラフな普段着にスニ-カ-の40位のおばちゃん。
(私より若いけど)
言葉使いも対応も服装も感じがいいとはいえないけど、
カッタ-シャツが160円と安いかったし、
家から近いだけの理由で、出していた。
クリ-ニング店の対応の良し悪しは、普段の生活の中で
全くといっていいほど、印象などないし
仕上がりだって、気に止めたこともなかったから、どこでもよかった。

でも、ある日、クリ-ニングを引き取りに行った時の事
そのおばちゃんが、小さい声でブツブツと
「これはカッタ-じゃなくてブラウスだから400円…追加をもらわないと…」
とか言うじゃありませんかぁ?
「そっちが判断して値段を決めたんじゃないの」と言うと、
他のパ-トの店員がした事だからとか
これは素材が水洗いになってるとか
ブツブツ文句を言って、
「申し訳ありません、こちらのミスで…」という言葉がない。
たとえ、自分のミスじゃなかったとしても、そこはまず、接客マナ-として
客に謝るべきでしょうよ。
とりあえず、その一言があれば、こんな小さな事、どうでもいいことだったのに、
支払って帰ったあと、当分、気分を壊した。
安いには、それなりに欠点があるってことでしょうか。


それで次回から、
少し離れたクリ-ニング店に代わったのだけど、
カッタ-シャツが250円で前より高い。
高いけど、付加価値がある。
私よりだいぶ年上の店員さんは
上品な紺色のス-ツを着ていて、指先には目立たない様に淡い色の
マニュキアをいつもしている。服装のマナ-は完璧だ。
もちろん、対応も品がいいし、必ず一言、なにかしらのリップサ-ビスが付いてくる。
長い休みに入る前は電話をしてきてくれるし、2回目からは顔と名前を覚えてて
車を止めた瞬間、すでに出したクリ-ニングを探し始めている。
いつ行っても気持ちがいい。
プロ中のプロだ。


いままで、失礼だけど、たかがクリ-ニング店の店番、
誰にでもできるだろう程度にしか思ってなかったけど、
どんな職種でも、極める事は、素晴らしいな。
それに、スライドして
物の値段も決まってくるんだと思う。
by matsuko-san | 2010-04-20 15:44 | 日々のこと